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2018年5月 6日 (日)

司書子さん☆今月の一冊二冊 2018年5月

『明日も会えるのかな
     ;群青 3・11が結んだ絆の歌』
        坂元勇仁著 Harmony for JAPAN編集  
         パナムジカ(長岡京) 2017年3月刊
                 ¥1600+税 NDC767.4
 「群青」という合唱曲をご存じですか?福島原発から20キロ圏内の中学校で教鞭をとっていた音楽教師が、震災当時1年生だった生徒たちの卒業式ソングとして作ったとってもすてきな曲です。復興支援のコンサートでも演奏され、感動を呼び、さらに著名な作曲家の編曲による楽譜が販売されたことから大きな話題になりました。
 2014年8月30日?31日にかけて、日本テレビ系列で放送された、第37回「24時間テレビ 「愛は地球を救う」」でドキュメントが放送されて更に知られるようになりました。
 この本はこのすばらしい歌の誕生の背景とその後を描くノンフィクションです。音楽が人を癒す力、小田教諭の生徒を想う気持ち、すべてに感動します。「 Harmony for JAPAN」のHPの更新から、公式動画にジャンプできます。ぜひ合唱曲を聞きながら読んでみてください。涙なしには読めません。
                                     (CF)

『ぼくは13歳、任務は自爆テロ。
     ;テロと紛争をなくすために必要なこと』
         永井陽右著
          合同出版 2017年8月刊
              ¥1400 NDC316.4
 なぜテロリストやギャングが生まれるのだろうか?テロや紛争をなくすために、われわれにできること、なすべきことは何だろうか?「テロとの戦い」ではテロがなくならない理由はなぜなのか?若い世代に向けてこの本はわかりやすく解説してくれる。
 1991年生まれの著者は早稲田大学在学当時から学生NGOを立ち上げ、ソマリアを支援する活動を行ってきたという。その後ロンドンの紛争解決修士課程で学び、テロ・紛争解決を専門とする「アクセプト・インターナショナル」というNPO法人を創設。代表理事として、ソマリア・ケニアを中心に青少年のテロ組織やギャングへの加入防止と脱退促進および社会復帰ための活動を行っている。
 内紛や貧困にあえぐ子どもたちは、ギャングになって不法行為で生きていくか、テロリストにリクルートされるか・・・という人生を選ばざるを得ないところへ追いつめられているのだ。批判や制裁の前に苦しい立場にある青少年がほかの生業や生きがいが持てるような援助こそが必要だということを再認識した。
                                     (CF)

 

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