司書子さん☆今月の一冊二冊 2017年7月
『見たい、知りたい!日本の庭園』
ライフサイエンス著 三笠書房(知的生きかた文庫)
日本庭園を眺めることが好きだ。
計算され造られた美でありながら、自然が息づいている。
そこが魅力だ。
この本には、全国の選りすぐりの庭園が載っている。
歴史、特徴、見所などが書かれていて庭園鑑賞入門にはピッタリの本である。 (AK)
『人生の親戚』 大江健三郎著 新潮文庫
ふだんは出てこなくても、ときに現われる人生の親戚…それは人生に訪れてくる…苦しい悲しみです。会いたくなくても会わないといけない、そしてどうしようもなく巻き込まれる。人生にはそんなことがあります。そういった深い悲しみに直面したとき、人はどうしたらいいのでしょう?
「本を読む」―という方法があります。悲しい喪失から恢復する物語として大江さんの作品はお薦めです。このお話の主人公は人生に襲ってきた悲劇に打ちのめされ、挫けながらも事態に直面していく。日々苦しんで苦しんで、その果てに人生の地平を切り開いていく・・・(魂の癒しを探り、生きることへの励ましを発見する )
読書は視野をひろげ、我々をおもってもいない地平へと誘ってくれます。ちょっとオーバーかもしれませんが、読書にはそんな力があると思います。 (SI)
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