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2015年2月28日 (土)

司書子さん☆今月の一冊二冊 2015年2月

司書子さん☆今月の一冊二冊 2015年2月


『くおんの森』(全6巻)/釣巻和著/徳間書店(リュウコミックス)/2009~2015
(〈森〉という字は〈本〉が三つ組み合わさってできています。)
残念ながら最近完結してしまいました。本を愛する人にオススメしたい。不思議な世界観を持った作品で、レトロな雰囲気を持った画が私の好みです。
本好きの人々が暮らす栞ヶ浜に越してきた少年・魚住遊紙は、ひょんなことから文字を喰らう“紙魚”を呑み込んでしまいます。紙魚は、“一読した書は忘れない”遊紙の文字=記憶をどんどん食べていき、いつしか押さえ切れないほどに成長し、ついには――。
町の神社には紙魚が祀られていて、学校の図書館だと思ったら本の〈森〉。人あるところに〈森〉があり、本に呼ばれて人が来る――〈森〉の守人“モリ”が世界の理を見守りながら、本と人とをつないでいます。現在と過去、親と子、祖父母から受け取った記憶、友情や町の伝説、本を求める想い、それぞれが繋がり絡み合い、巡り巡って運命が未来に向かって走っていく――。全体的にファンタジックな世界であり、漫画でもあるので受け止め方は人それぞれかな、とは思いますが、物語の奥底に“本を読む”ことの本質みたいなものが見えてきて、“本読み”さんには考えさせられるところもあるかもしれません。
追記:そうそう、紙魚といっても私たちがよく見るムシではないのでご安心を。見た目はオサカナなので可愛いですよ。(O)



「ぶたぶたシリーズ」矢崎在実著
 桜色のちょっと毛羽立ったぶたのぬいぐるみ、黒いビーズの点目、右耳はそっくり返り、手と足先と耳の内側には濃いピンクの布が貼られている。でも、これが「山崎ぶたぶた」氏。見た目はぬいぐるみだけど、中身はおじさん。

Photo_2
(友だちに作ってもらった「ぶたぶた」。100均の羊毛フェルトのぶた〈キット〉があった)


 でも、なぜかはまってしまった。徳間書店と光文社から文庫で18冊出ている。本によって職業も違えば、未婚だったり既婚だったり、住んでいるところも違う。1冊に数編の短編が入っていて、すぐ読める。突っ込みを入れるところもたくさんあるんだけど、読んでホッとする感じがいいのかな。『ぶたぶたの図書館』や『ぶたぶたの本屋さん』では本のいろいろ紹介されている。どこから読んでもOKなので気になったところから読めば!(O2)





『ときめき昆虫学』 メレ山メレ子著 イースト・プレス 2014年刊 



 とてもただのOLとは思えない虫への熱き思いに心打たれる。ある高校で生徒がリクエストした本だと教えてもらい、すぐ購入。内容はしっかりした本で、写真はすべてカラー。でも、虫好きを育てる会会長(会員1名)としては、表紙がネックだと思う。書かれているさまざまな言葉が、虫好きは納得するが、虫が嫌いな人はこれだけで手に取ってもらえそうにない。とりあえず虫が嫌いじゃない人には読んでほしい1冊。(O2)

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